ママが風邪をひいた時

妊娠中の薬はダメ!誰もが思っていることだと思います。
ママも薬は一切飲みませんでした。
その代わり、風邪の時には”天然の薬”を飲んでいました。

◆自家製の天然の風邪薬
 ナマの大根を碁盤の目に切り込み入れて上に砂糖をかけます。
 それで一晩寝かせると汁が溜まります。それを飲むのです。

◆あとは睡眠を十分とります。

ココで、少し薬の話を
医者の指導のもとで飲む薬は、しっかり指導守れば基本的によいでしょう。
しかし、薬害事件は過去何度かあり、できることならお世話にならぬ方が無難。
薬のワースト順(キケン率が高い、医者の十分な指導が必要な薬)の例を上げてみました。
他にも多数ありますが代表的な一例です。

 1位:睡眠薬→奇形児が生まれる可能性があると言われています。
 2位:副腎皮膚ホルモン剤→母体のホルモンのバランスがくずれる可能性あり。
 3位:鎮痛剤/解熱剤/膀胱炎の薬/トリコモナス膣炎の薬
 4位:ビタミン剤/酔い止め/下痢止め

◆薬害事件の例
◇サリドマイド事件
1957年、痛み止めあるいは鎮静剤としてドイツのグルネンタール社でサリドマイドが開発されました。
当初安全な薬剤と考えられて大きく宣伝されたこの薬には、思わぬ落とし穴がありました。
この薬を妊婦が飲んだ場合、母体には影響がありませんでしたが、胎児には大きな影響、アザラシのような
手や足を持った「四肢欠損症」の子供が生まれてしまったのです。サリドマイドの薬害は全世界に及び、
死産も含めると約5800例、日本でも309例の被害者が発生する事態となりました。

◇ジエチルスチルベストロール(DES)
1938年に開発された合成女性ホルモン(エストロゲン)剤。
DESは、流産、早産など妊娠中のトラブルの治療や予防にとって有効であるという誤った思い込みのもとに、
利用した妊婦とその胎児の数は、米国では最大1千万人、それ以外の各国で数百万人と推定されています。

1971年になり、胎内でDES曝露を受けた女児にその思春期以降、通常ではきわめてまれな膣がんが発生することが見出されます。
さらに、これを契機として開始されたDES胎内暴露児(男・女)およびその母親の徹底的な追跡調査をとおして、これらの被暴露者が、
がん、奇形、生殖障害など多様な健康影響を被っている事実が明らかとなり、被害者の救済が重い課題となっています。

DESの妊婦への投与は米国で71年に禁止され、日本でも同年、禁止されました。日本では1940年代から50年代にかけて販売されています。日本での使用実態は著者らの間接的な調査によれば、一部で採用されていたことは確実だが、その普及率は決して高いものではなかっただろう、と結論付けられています。旧厚生省は当時もその後もきちんとした調査を行なっていないので、実際のところはハッキリしていません。

アメリカを中心としたDES被害者の健康影響としては現在も研究が進められています。